ばあちゃんの天丼開発ストーリー
うもぅないもんは
出しとぅない!
と、なかなか首を
縦に振らなかった祖母

2人で名古屋や岐阜の
名店の天丼を沢山食べて開発しました。
うどんのかえしをベースに作る特製甘だれをかけています。開発時どうにも
2人の意見が合わずお互い一歩も引かなかったのが懐かしい。
僕は甘めのコテコテのタレの方が上の天ぷらが美味しくなると。
もっとコテコテでもいいくらい!祖母はそんなコテコテのタレにしたら下のご飯が美味しく食べれないと。もっとサラサラにせなかん!
開発は続き、試作タレA.B.C.D….と幾つも出来上がるがバトルは平行線。

うもぅないもんは出しとぅない!
と永遠に首を縦に降らない祖母。
くそ!なんてがんこなばーちゃんなんだ!さすが同じ血が流れてるだけあるな・・あーだこーだと議論を繰り返す2人の間に、母登場。
祖母推しタレのかかったご飯に、僕推しタレをかけた天ぷらを乗っけて、
これでどうだと。さすが母である。
そういえば小さい頃の話。うどんが食べたいと主張する僕に対しそうめんが食べたく反論する弟。
その光景を見た母はきしめんを出してきて、あんたは横から見て食べれば
うどん、あんたは前から見たらそうめん。と一本取られた思い出がある。
なにはともあれそんな母のおかげで2人の納得する味の天丼が完成できました。
そんなわけで、ばーちゃんの天丼には天ぷら用とご飯用とで2種類のタレがかかっています。